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偉大なるマルグリットの地球へのレビュー・感想・評価

偉大なるマルグリット(2015年製作の映画)
3.7
裸の王様のような物語です。

主人公は歌を歌うことが生きがい、しかし本人だけは知らないがとんでもない音痴であった。
主人公(大富豪の奥様)はお屋敷にお友達を集めては音楽界を開いて、自らも美声(と本人は思っているだけ)を披露して楽しんでいる。
周りは彼女の音痴を知っているが、優しいのか?、だれも彼女に事実を伝えず、逆に褒め称える始末であった。
社交辞令も度が過ぎている。
しかし、ひょんなことから新聞記者(胡散臭いが)に褒められたために音楽会(外の世界の)に出演して歌を披露する。
音楽界はいろいろとあって失敗するが、たくさんの人前で歌う喜びを知った奥方はついにパリでリサイタルを開催する事を決めてしまう。

だれも止めないからドンドン話は進んでいく。
もはや悲劇なのか喜劇なのか理解に苦しむ・・・
また、奥様に忠実な執事の奇行(髭の生えた女性との)は何だったのか?
最後まで腹に落ちなかった。
摩訶不思議な映画だった!

名画座にて2本立て(「ヴィオレット ある作家の肖像」との)、字幕で鑑賞。
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