偉大なるマルグリットの作品情報・感想・評価・動画配信

「偉大なるマルグリット」に投稿された感想・評価

MikahJay

MikahJayの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

稀代の音痴歌手、フローレンス・ジェンキンスさんをモデルにした映画。同じ題材の「マダム・フローレンス!」に比べると、こっちの方が湿っぽい。最後、マルグリッドが自分の音痴さ加減に気づいて失神してしまうってのはどうなんでしょ。現在まで伝わるフローレンス女史のエピソードからすれば、「ああ、やっぱりアテクシったら天性の歌声を持つ大歌手ざますわオホホホホ!」とか言いそうだけど。
『マダムフローレンス!』と同じフローレンス・フォスター・ジェンキンスがモデルの映画。

こちらは『マダムフローレンス!』とは対照的に始終重く暗い印象のフランス映画。

夫の愛を渇望しながらも夫に顧みられない悲しみから愛する音楽に慰めを求めるマルグリット、しかし彼女は周りが絶句する程の音痴…。

基本軸はマルグリットの孤独と夫婦間のすれ違いや夫のマルグリットに対する愛情と葛藤などだが、そこに黒人の執事や新聞記者など複雑な人間関係が絡み、物語がやや難解に感じる部分が多かった。

同じフローレンス・ジェンキンスの話ならば私は断然、メリル・ストリープ主演の『マダムフローレンス!』が好き
wani

waniの感想・評価

3.2
思った以上に濃ゆい人間ドラマだった。笑えるシーンも多いんだけど、終始、悲哀で、辛かった。一部登場人物の心理が分からないところもあって、楽しみきれたとは言い難い。
カトリーヌフロ、かわええ!あんなおばあちゃんになりたいもんやなぁ。最初らへんの気落ちしたときにベッドで長いくちばしのマスクして俯いてるシーンがツボ過ぎた。でも、歌うまい女の子の口が音と合ってない箇所多過ぎて、そこんとこは編集で何がなんでもどうにかせぇよ!と思いました。面白いんだけどよくよく考えると切なラブストーリーですね。
てぃだ

てぃだの感想・評価

2.8
「好きこそものの上手なれ」とはよくいうけれども、好きだからこそそれに長けているわけでは当然ないわけで、だからこそ私のように安易に鑑賞する側に甘んじてるあまっちょろい人間もたくさんいるわけで。メリル・ストリープのあれを想像してると結構怖い目を見る。なんかもう、フランスらしいといえばらしいのかもしれないが、寂しい映画。ヒロインは可愛いし自信満々。
マルグリットの歌は芸術ではあるが、マデルボスの写真も芸術であると思った
二つの芸術はお互い異なるが、お互い無くてはならない
2つをあえて比べた時、芸術のあるべき姿はマグリットの歌であると、そういう世であってほしいが、
そうでないしそうならない世界に生きてる事が面白いと一層思えた
見つけたハートのジャックをマルグリットにさせない人生を歩みたいもんだわ
高水

高水の感想・評価

2.5
映画のモデルになった実在のフローレンス好きです。彼女のキャラクターは、このカトリーヌフロがやったような芸術が好きで好きで仕方なかったんじゃないかな。
でも、終わり方はちょっと…。
彼女を書いた作品はもう一つあるけど、どっちもラストは納得してない。
ひどい音痴だが、夫に愛されたい一心で歌い続ける、純粋なマルグリッド。じんわりと切なさが残る。
オペラが大好きなとんでもないお金持ちの女性が、周りの人々におだてられていく寂しいお話。
耳も塞ぎたくなるほどの音痴なのに、誰も本当のことを言わず最後は取り返しのつかないことに…
アメリカに実在した人物らしいけれど、さすがフランス映画で皮肉たっぷり、だいぶ辛辣に描いてる…

主役を演じるカトリーヌ・フロが素直でかわいらしく憎めない、でもちょっと痛い女性を演じていて、それがとても自然で魅力的。(音痴の演技もとても上手!)
さとう

さとうの感想・評価

3.2
『マダムフローレンス!夢見るふたり』は愛あるコメディ・ドラマでしたが、こちらは孤独なご婦人の切ない物語といったところ。

音楽に対して、夫に対して、一方的に愛するばかりで、愛されない。周りの人間も同情から接し、利用しようと近づいた者でさえ、彼女のことを哀れに思う。
本当の理解者が現れてこそ、この物語は感動秘話になると思うんですが・・・というか、実際はそうだったはず。

フローレンス役にしても、メリル・ストリープの上手さを再認識しました。純粋とワガママは違う。
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