幕のリア

餌食の幕のリアのレビュー・感想・評価

餌食(1979年製作の映画)
2.9
追悼 内田裕也 スクリーン上のロックンロール

ようやく見れた本作。
近田春夫のトークショーを敢えて外したというのに劇場は超満員。

若松孝二も内田裕也もレゲエのことなんて分かっちゃいないに違いない。
70年代的な目くそが歯くそを笑うような反骨心という名の所詮ファッションが嫌いなのだが、本作も概ねそれに準ずる。
また、荒井晴彦が絡む本は総じてウェットで苦手、嫌な予感的中。

クライマックスでストレスゲージがマックスに達した裕也の暴発は、後の作品群でようやく放たれたと断じたい。
総じて高評価な本作だが、どうにも好みではなかった。

骨壷抱えてラッタッタかっ飛ばした女の子が神宮球場で鎮魂のエンディングダンスはイカしていた。

明日は「コミック雑誌」と「10階のモスキート」。
未見の方は是非新文芸坐へ^ ^

〜〜

今日の一曲

途中失神してる間に友情出演を見逃した近田春夫。
近田のワードセンス溢れるライムとじゃがたらのOTOや沖山優司らのファンクサウンドが堪らないバンドだった。

Vibrastone - Public Enemy

https://m.youtube.com/watch?v=Js9ied352rY


2019劇場鑑賞60本目
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