ずっと気になってたけど、なぜかスルーしてた本作。
エンドロール観てようやく気づくやつ。重松清原作だた。ドストライクなやつやん。
生きていくってことは、あったかもしれない可能性をひとつずつ削ぎ落としていくことと同義なのですよな。穿った言い方ですが。
先細った未来の行き着いた先で、間違えずに自分にとって正しい自分になるだけでも至難の業なのに、そうまでして手に入れたそれが他人にとっても正しいとも限らない。
生きていくって難しい。
けどやさしさは伝染する。
相手の正しさを受け入れることで、相手も自分を受け入れてくれるかもしれない。
そうすれば、やらかしてしまった自分だって、受け入れることができるかもしれない。
見事な切り口。さすがの重松清。何度も泣かされたし笑かされた。待合室でのオチが好き。
メイミーが、性格も所作も顔面も余すことなくドストライクなんですけど。早くドンとくっついちゃえ。いややっぱもっと付かず離れずないちゃいちゃ永遠に繰り返してください。
出てくるひと出てくるひと全員好きなひと。元ももクロの中のひととか。
菅野美穂が菅野美穂史上最もエロい菅野美穂。
ただ実をいうと目当ては相武紗季だったりしました。
柳ゆり菜が不老不死のウェイトレスさん役でした。