ヘビメタおやじ

ゾウを撫でるのヘビメタおやじのレビュー・感想・評価

ゾウを撫でる(2013年製作の映画)
3.5
1379本目。一本の映画をめぐるさりげない群像劇で、エピソードもさりげないです。思わせ振りのところがなく、変に芸術ぶっている演出もなく、落ち着いた雰囲気でゆったりと見られます。大きなストーリーもないのですが短編集を読むような気安い感じで、見ていて心安らぎました。奇跡の木のセットは劇中の俳優同様に心に届くものがありました。タイトルは映画を象にたとえて「盲人が象を撫でても全体はわからない」ということわざからでしょうが、もう少し分かりやすくてもよかったかなと思いました。