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名探偵コナン 純黒の悪夢のAPOのレビュー・感想・評価

名探偵コナン 純黒の悪夢(2016年製作の映画)
3.6
面白いストーリー設定で冒頭から観入った。FBI始め各国の諜報機関の機密データを盗む為に日本警察に侵入したスパイ、それは黒の組織の一員であるキュラソー。序盤から激しい逃亡劇に魅せられた。このくらいがコナンだよなあと、カーチェイス諸々楽しく観れた。

率直にコナンシリーズをしっかり観ている人ならばこれが誰であれが誰でどういう関係でとすんなり判るとは思うが、これだけ観ても難しいだろうなあと思った。安室さんが組織に潜入している事を本作で思い出した私が言うのもなんだが。。

相変わらずコナンのひらめきの早さは惚れる。どんな脳みそしているんだ。

純粋な心が他の心を動かす人情に訴えかけ、悲しくもなる良い物語だった。


(以下ネタバレ含む)


公安とFBIの敵対視振りを面白く且つシリアスに映している作品。にしても公安の安室さんとFBIの赤井さんの観覧車頂上決戦は要るのか?と思ってしまった。このお二方のファンからしたらヒーヒー言ってしまうシーンなのかもしれないが、「そんな事している場合じゃないだろ。」と誰もが思う筈。どんな状況でも息ひとつ切れないで淡々と冷静沈着に喋る赤井さんには少しジワった。

観覧車でのシーンなど諸々アニメーションが綺麗。

阿笠博士のおっちょこちょい奴は重要な役割を担っているとつくづく思った。【 子供 < 鳩 】

キュラソーが、、、
こんなに文字通り人に尽くす人中々いない。行動力、判断力、運動能力、道徳力、どれを取ってもズバ抜けている。
誰も観覧車が転がるなんて思わないよ。。

ちょいビターな終わり方も好感持てた。
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