日本警察史上最大の不祥事(事実)をベースとした映画。
捜査も事務仕事もできないダメ刑事が、先輩刑事から裏ワザを教えてもらい一転して成果(犯罪検挙)をあげていく。
しかしその手法は違法捜査まがいであり、しかもエスカレートしていき、間違った正義へと直進していく。
そして、坂を転がり落ちるようにさらに間違った方向へと突き進んでいく。
完全に感覚が麻痺している状況である。
しかも一人だけではない、警察幹部も含めて完全に麻痺している(いかれている?)。
ブラックジョークを詰め込んだ映画のように思えた。
しかし、主人公とその仲間たちが(悪事を働いているが)楽しそうに「つるんでいる」ところが妙に楽しい。
社会派映画ではなく、また痛快無比とは言えないがブラックジョークとして楽しめる映画です。
6月17日に試写会にて鑑賞。