のほほんさん

世界の涯ての鼓動ののほほんさんのレビュー・感想・評価

世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)
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死ぬかもしれない任務に臨む男女の、極限の状態で紡がれるラブストーリー。
個人的に凄く印象的だったのは、それまで軽妙な言動だった男がテロの新聞記事を女に見せて、そこに女にがあまり食いつかない事に対して感情的になるシーン。男の、任務に対する想いと不安を如実に感じられた。

それぞれの任務は重要なもの。だけどある意味超人的な彼らが、あの時出会った人がを心の支えに不安と闘う。任務への想いよりも人への想いが人を生かす。やはり、人の力になるのは人がなんだなあ

もう一つ印象的だったのは、女が後ろから男に腕を回したり、女の肩を男が枕にして寝たりするラブシーン。ロマンチックであり、男の素性を知らないままなのに女が男を包み込んでいるような様子が詰まっていたように思う