WadeZenta

ホームレス ニューヨークと寝た男のWadeZentaのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

おれの弱いファッション業界系のドキュメンタリー。
ファッションはそんなに無知な訳でもないけど、すんごい好きかって言われればちとびみょー。人並みにブランドは知ってるつもりだけど、プラダとかGUCCIとか…まあいいや。

とにかく、この映画は煌びやかで沢山の人が憧れる世界とその過酷さ、汚さが分かる映画だという、そんなラベリング(のはず。)
正直、光があるから影がくっきり浮き出るんだからとつまんないことを言うつもりは毛頭ないけれど、別にそんな映画はいくらでもあるしもっと言えばこの映画にそれを求める必要は全くないとすら思う。

じゃあ何が面白いってマーク・レイだよやっぱり。彼の映画だもんこれは。実際映画が公開された後屋上を追い出されているとはびっくり。マジかよ、そりゃそうだよな。人気のない場所、マンハッタンのど真ん中どこを歩いても彼は様になるし、とても"綺麗だ"と思った。

広告キャンペーンとか、仕事を探すとか。本当に生きること、働くことの目的や意味を考えそうになったよ。

ニューヨークにとって彼はghostのような存在だね。みんなそうなのかもしれない。ghostになりたくなくて(なりたくて)不安になっている人ばかり。

この映画見終わった時に親父がストーンズのLiving in the Ghost Townを聴いてたのは全く関係ないんだけどさ。
WadeZenta

WadeZenta