ブラックコメディなんてもんじゃない、凄い振り切れかただ。
原題は「新・新約聖書」であり、それが物語をそのまま表している。
ただ、ここでの神様は暴力おやじで、クズな人間?妻である女神も何もしないし、本来は新約聖書の主役であるキリストは、この映画の主人公の兄で「JC」って呼ばれている。
世界の価値観や常識にとらわれない設定と展開が痛快で、かつ不思議でもある。
特に神様が住む、ブリュッセルのアパートは小汚いし、画像も同じようすだ。
それなのに、映画のポスターではなぜ主人公がハーマイオニーのような顔をして微笑んでいるのか。
大団円まで楽しめた。
コメディ侮るなかれ。