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神様メールのhhのネタバレレビュー・内容・結末

神様メール(2015年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

エアが凄く可愛い パッケージだけの印象だともっと年相応なというか、無邪気な明るい感じの女の子かと思ったら、思ったより静かで大人びていて冷静で、でも人間ではなく神の子供で、知らないことが多くて、そしてとても良い子だった

登場人物たちの性描写が多かった
神である父親はドのつくクズだけど殴られ蹴られたりしてるところなどは見ていて悲しくなった クズには変わりないのだろうけども

若い頃のカトリーヌ・ドヌーヴの映画を見たばかりでそっちの印象が強い中、カトリーヌ・ドヌーヴがこの映画に出ていると知らずに見たからビックリした
大理石に真珠を落とすような笑い声だとか、
画鋲の入った箱を見るような目で見てくるだとかの、比喩表現が独特に思えてとても面白かった
エアの言う、その人の音楽がわかる、というのも素敵だったし、動物と会話ができたりするのも素敵だった
エアに最初に話しかけた路上生活をする男性は良い人で、ちゃんとエアについてきて字を書いてくれているしとても良い人だなと思った
エアが、こっちには友達もいる、とその男性のことを言ったのはいいなぁと思ったし、最後には新・新約聖書の著者として楽しそうにしていてとても良かった

1人目の使徒である左腕をなくした女性に、今夜夢を見せてあげる、とエアが言ったときはなんて素敵な文句(?)だろうと思ったけどその夢が私には少し怖かった

2人目の使徒の男性は顔が好きだった
余命を知ってから公園のベンチから鳥に好かれて、その鳥を追いかけて、どこまでも行ってたのが面白かった

3人目の使徒の男性も面白かった 少年時代に偶然見たビキニ姿の女性によって性癖が形作られたぽいのでも既に面白いし、結果その女性と偶然再会し結ばれたぽいのも面白かった

4人目あたりの使徒である自称殺し屋の男性が左腕をなくした女性を愛してしまったところが私は好き
「妻も居るが愛していない、息子も両親も愛していない、あなただけだ」と言って黄色い花の花束を渡すのが、普通に不倫だけどもなんだか良かった
かっこいい体格をしていた

5人目の使徒である女性はカトリーヌ・ドヌーヴが演じていたが、余命があと5年しかないということでやりたいことをやっておこうと思ったのか、若い男と寝たりその男にお金を盗られたりしたのち、ゴリラと恋に落ちていて面白かった

6人目の使徒である少年の横顔が綺麗だった
女の子になりたいと言って赤いワンピースを着て学校に行き、車から出て校舎に歩く姿はとても格好良かった

そっちが妊娠するの!!??と思ったり、そこチューするの!!??と思ったり、割と感情が忙しかったりしたが、見ていて楽しかった
見てよかった
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