わけがわからないよ。
狂信的なキリスト教信者一家に起こった恐ろしい出来事とその顛末。
リアルなお伽話や童話って感じ。
いかんせん宗教色が強すぎて自分には合わなかったというのが正直な感想だけど、皆さんの評価が真っ二つなのは興味深い。
オープニングから察するに、この一家は何らかの理由(宗教のせい⁉︎)で村八分にされ、人里離れた所で自給自足の暮らしを始めることになったと思うんだけど、金は無い、食べ物もない、狩りもできないという悲惨な状況。
そんなある日、悲劇が起こる。
娘のトマシンが末っ子の赤ん坊を子守している最中、彼女がふと目を離した瞬間に赤ん坊が忽然と姿を消す。
家族は魔女が連れ去ったと怯えるのだが、やがてその矛先はトマシンへと向けられ、彼女が魔女なのではと疑われ始める…。
うーん。
とにかくこの家族に全然、感情移入できなかった。延々と夫婦喧嘩、親子喧嘩を見せられている感じ。
特に一家の大黒柱である親父がダメすぎる。何かあれば神様だとか懺悔だとか、何でもかんでも宗教に結びつけてイライラする。お陰で家族がめちゃめちゃ。祈る前に働け!
クソ生意気な双子もムカつくし、終始イライラした。
ラストの展開も衝撃的ではあるが、それ以上に意味がわからない。
あれは魔女なのか?それともオカルト宗教的な何かなのか?
そもそも主演のアニヤ・テイラー=ジョイ目当てだったので、物語そのものにはあまり期待してなかったので、まあね…。
しかし、そのアニヤちゃんの演技は期待通り素晴らしいの一言でした。
今作の演技が評価されて、その後の「スプリット」の出演を勝ち取ったとか。
すごい美人ではないけど、なんか惹きつけられる魅力がありますよね。どことなく若い頃のビョークに似ているなと思いました。
個人的に相性最悪の作品ではありましたが、彼女の好演のおかげで最後まで観ることができた。