"人妻"……なんて素晴らしい響きなんでしょうねぇ。未知の世界。。

全く旦那に相手にされない専業主婦の波多野結衣の日課は窓から忍び寄る何者かに犯される妄想しながらの１人エッチ…。だが、ある日窓を覗くと双眼鏡でこっちを見てる青年が…！！そんなこんなで青年とバードウォッチング仲間となって新しい世界を知っていくワケですが…幸せの青い時結局青年と関係を結んでいくお話でございます。。カゴの中の鳥が自由を得るステキなお話かと思いきや……

見てる僕らにエンディングがハッピーかバッドかボッキか揺さぶりをかけまくるなかなか良い作品です。揺さぶりはかけますが、もうちょっと別の角度からのエピソードもぶっ込んで物語に厚みが欲しかったですねぇ。。まぁ低予算ですから仕方かいですけども。

主演のセクシー女優・波多野結衣さんはまぁ～悪くはないですけどトップ前線にはギリギリ入ってこれないタイプな気がしますね。。

ちなみに…監督名が[城定夫]ってなってます。コッチ系の映画に詳しい人はお気づきかもしれません。(お気づきじゃないですよね...)何か違和感を感じたら偉いです！
[城定夫]って誰じゃい[城定秀夫]じゃないんかい？と。。

紛れもなくこの映画を撮ったのは城定秀夫監督なんですが…
なんと！！１日撮りで仕上げた作品の場合のみ監督名を[城定夫]と変えてるんだそうだ！つまりこの作品も１日撮り、そう考えるとこのクオリティも十分納得できるワケですね！！むしろ監督の凄さが伝わりましたね！！

それにしても世の中の専業主婦さん方がみんなこうではないと…信じたい！！

城定にしては駄作だと思う。

というのも城定得意の圧倒的な多幸感も解放感もここにはなく、凡百のエロミステリーになってしまったから。何か頭で考えた展開じゃねえって思ってしまったよ。

ただ波多野の演技はいいし、波多野が凄く綺麗に撮れているのもよい。これ城定映画でいつも思うんだけど、基本出てくる女優さんってＡＶの人じゃん。それが凄い綺麗に撮られているのよ。濡れ場だけでなく普通のシーンでもとっても綺麗なの。次にレビューするけど同じ波多野出演作品と比べると一目瞭然なんだよねえ。今回両方みてほんと同じ女優さんなのって思うレベル。そこは城定マジックなんだろうなぁ。

あと安いヨーロッパ民謡の音楽がかかっているのは好きだなぁ。多分版権フリーだから使っているのかもしれないけどそれだけで心が安らぐんだよね。それは城定映画ならではだよ。アルプス一万尺とか城定映画にかかっているのはほんと好き。

ただストーリーは面白くもない不倫ものなんでまあ好きな人だけでいいよ。おなじみ見る/見られるの関係性もあるけど、これは城定のフェティシズムも大きくかかわっているのかしらんとも思ったりして。

• #ろくと城定秀夫

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