しょうちゃん

死霊館 エンフィールド事件のしょうちゃんのレビュー・感想・評価

3.7
実在の心霊研究家ウォーレン夫妻を主人公に、
彼らが遭遇する戦慄の心霊現象を描いた「死霊館」の続編。

今度は英国を舞台に、
もっとも有名なポルターガイスト現象の一つとして知られる“エンフィールド事件”を巡る衝撃の顛末を描き出す。

死霊館シリーズ第2作。
冒頭は“悪魔の棲む家”のアミティビル事件から始まる。
本作の舞台はロンドン。
“ロンドン・コーリング”の曲に合わせて、
ロンドンの風景や歴史を見せてくれる。
王道ホラーでありながら、
演出効果がさらにパワーアップしており、
跳ねるベッド、
逆さ十字架、
空中遊泳、
動き出すオモチャ、
ジャネットが老人の声で話し出すなど、
恐怖のつるべ打ち。
怪異の再現もふんだんに盛り込まれている。
実際にはどうだったのか気になる。
シスターの姿をした異形の悪魔の影が、
壁にかかっている絵と合体して壁から手が出てきて、
激しい勢いで突進するシーンは面白い。
ポルターガイストに苦しむ、
少女ジャネット扮するマディソン・ウルフが好演。
果たして“リンダ・ブレア”になるのか?
事件の1つを描く死霊館シリーズ、
見応えのある海外ドラマみたいで、
ウォーレン夫妻の実話もまだまだあるので、
続けて欲しいシリーズである。
しょうちゃん

しょうちゃん