このレビューはネタバレを含みます
落ちこぼれ高校の冴えない男が、路上であった自称モデルの女の子のために、MVに出てほしいと頼んでから、バンドを組むというストーリー。その女には車を持っている大人の恋人がいたりする。
一途な恋の物語、またはラブコメである。落ちこぼれ高校のくせに作詞作曲できたり、カメラワークがプロ級だったりと突っ込みたいところはたくさんある。
でも、男が女を振り向かせたいと思ったらなんでも可能かもしれない。
この主人公の男の兄貴がすごくいい。才能がとてもあるのに、最も恵まれていない。
兄貴のサクセスストーリーの方が見たいと思った。ラストは非常に不安定なシーンで幕を閉じる。
お金はない、ただ写真とMVとテープだけある。それで十分。
勇気ある一歩を踏み出す人間にしか成功は手に入らない、そんなことを教えてくれた映画だった。
