あい

シング・ストリート 未来へのうたのあいのレビュー・感想・評価

5.0

久しぶりに、最高のボーイミーツガールの瞬間を見てしまった。
「これをいいと言わなければ、僕は自分の人生を肯定できない」と誰かが言っていたけど、まったくその通り。わたしはこの映画を愛さないではいられない...

両親の不仲、理不尽な学校、好きな女の子にはボーイフレンドがいて、なんだか冴えない毎日。
そんなの、誰にでも少なからずあることだ。
わたしたちの日常はドラマになんてならない。

だけど、好きなものを共有できるひとたちや、愛するひと過ごすかけがえのない瞬間、あの永遠みたいな一瞬は、そこがまるで世界の中心みたいに思えるもの。
シング・ストリートの歌には、そういう青春の痛みと幸せがつまってる。

ロックと、クールな女の子は、冴えない男の子にはじめの一歩を踏み出す勇気をくれる。
あとは、歌の通り、「前を見て進むだけ」。
あい

あい