"Can you feel happy sad?"
アイルランドの高校生がバンド組んで、成長していくザ・青春ストーリー。高校が実在するらしく、半分実話という感じだろうか。
展開は王道の音楽青春ものだけど、立地と時代性が良い。それと"MV"全盛期の80年代というのが興味深い。
色んな近場でゲリラ的にミュージック・ビデオをゆるく撮影する感じが微笑ましい。
このPCが普及してない時代に一体誰がどれだけお金を積んで高度なテープ編集したんだよ?!というツッコミはさておき笑
デュランデュランとかザ・キュアーとか、自分はほぼ聴いてないので本作を機に聴いてみようという気持ちになる。
作中で「ハッピーサッド(喜びの中の悲しみor悲しみの中の喜び)を感じれないとダメよ!」
というセリフを聞いて、ピチカートファイブを思い出した自分は90年代の人間なのだと痛感した笑
このブロンド美少女、ルーシーボイントンは既視感があると思ったら後のボヘミアンラプソディーのフレディの妻を演じてるんですね〜
最終的にあのいじめっ子が改心した後のあの一撃が1番本作でロックな瞬間だった気がする。
ラストは突飛な気がしたし、いろんな意味でちょっと理解に苦しんだけど、そういう向こう見ずな所がロックと若さなんだろうなと感じた。
爽やかな映画でした。