nntmkazuyotaro

僕らのごはんは明日で待ってるのnntmkazuyotaroのネタバレレビュー・内容・結末

-

このレビューはネタバレを含みます

感想見るとカーネルサンダース持って走るシーンにやいやい言うてる人多いけど、あのシーンはイエス・キリストにかけた肝のシーンなんだからちゃんと必然性があるし、あれくらいわかりやすいのもわたしは好感持てたよ。
どちらかというとハンバーグのセットに二人とも白いパン注文してる方が変やろ。(最後の晩餐)

日本で量産されているタイプのティーンの恋愛映画に作家性を垣間見ることができて良かったです。興味あるのでもっと見てみよ。
ゆとは、ほんとずっとイケメンだね~

この映画は一見ありきたりな恋愛映画で青春映画だけどその中で「過去の経験からひとりぼっちでも嫌われていても“どんなときも”ごはんだけはしっかり食べると決めている主人公が“僕らのごはん”を食べたいと思うようになるまで」を丁寧に食に関するモチーフを上手く使って描いている。生きることと食べることは似ていて別に楽しまなくても良いんだけど楽しいと嬉しいよねって。明日があるかなんてわからないと考えていた主人公にとって今日を生きるためのごはんだったのが、明日で待ってるごはんがあるって思える様になることは前向きな回復と言える。
だから『僕らのごはんは明日で待ってる』ってタイトルは映画を見た後だと「共に明日を生きよう」って意味に捉えることができる、その語感も含めてめちゃくちゃ良い。
nntmkazuyotaro

nntmkazuyotaro