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めぐり逢いの予感/北京ロマンinシアトルのBaadのレビュー・感想・評価

3.7
タン・ウェイが主演しているロマコメ、というのがなんとなく珍しく感じて見ましたが、かなり面白かった。

めぐり逢いの予感、どころかトラブルの予感しかしない幕開けで、英語がほぼ喋れないのに国外で威張り散らし、ずけずけとものを言う中国人女性というのも新鮮で、面白がって見ていたら意外な展開に。

中国本国(香港映画は除く)の映画って片手にも足りないくらいしかみておらずわからないことだらけでしたが、法律の関係で子供を産めず米国で出産とか、違法な助産院とか、それなのに産まれたら子供連れて帰国できるとか、さらにわからないことだらけ。インド映画だけじゃなくお隣なんだから中国の映画も見とかなきゃ、とちょっと思いました。家族のあり方って国の数ほどあるんですね。

後半は『めぐり逢えたら』も踏まえたラブコメ的な作りになりますが、『めぐり逢えたら』よりこっちの方が登場人物の感情の動きが自然で私は楽しめました。

シアトルの景色が美しかったのも売り。

中国では大ヒットしたそうで、この主演コンビでの続編もあるそうですが、配信終了のようで残念です。
(Netflix)
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