Netflixでも見られるけど、Netflixだと何故か吹き替え版しかなくてAmazonプライムで見た。
雰囲気の良い映画だった。ウイルスに侵されたひとたちの様相もめちゃくちゃ怖いし。
だんだん目の周りが赤くなって腫れてきて、呼吸が困難になって…。見た目のグロテスクさというか、おどろおどろしさはウイルス系映画の中でも群を抜いてあると思う。古い映画だからこそのCGに頼らないメイクがより怖さを生んでいるのかなと思った。
私的に、ウイルスがどうとかよりアクション場面が凄い面白い映画なんだと思う。ウイルスパンデミックの映画ではないよね？
未知のウイルス！軍の陰謀！立ち向かう軍医！みたいな…。ウイルスの方がエッセンスというか、うまく言えないけれども。
実際見所はヘリコプターの熱いアクションだと思う。まさかの空中デッドヒートに思わず拳を握って見ていた。
韓国の輸送船に乗り込むときの大ジャンプもいいし、テレビをジャックしての大活劇も凄くいい。
ダスティン・ホフマンの映画はあんまり見たことがなかったけど、サムのいっちょ男気見せるところや医者としてのプライドとか、色んな表情にかなり愛着が湧いて、良い役者さんだなあと思った。
前述の通りのアクション映画なので、隠蔽のために街爆破なんてできるかいとかそんなはやく血清効くんかいとかはあんまり気にしない方がいい。
個人的にサルの見分けがつくのが1番面白かった。何年も前から住んでたら繁殖してるかもしれないでしょ！って思った。あといくら誘き寄せるためとはいえ、すぐ血清作れるかも分からないのに幼い女の子をサルの誘き寄せ役にするの凄くない？
こいつが元凶だ！ってやってる間に噛まれた女の子が死んだらどうすんだよ。それこそ大犯罪者だよ。
そのあと地元警察を嘲笑うようにバババババっと飛んでくるヘリコプターは本当に好き。この映画のヘリコプター大好き。
別に今のコロナ禍だから思うって訳じゃないけどリアリティは全然ない。Plague.incの知識だけど、あんだけ最初から致死力高いと広まらないんじゃない？と思った。まああの小さな街にほぼ留まってるからいいっちゃいいのか…？
そもそも発端が軍の生み出したウイルスだしね。そういうところも昔のアメリカ映画だなあと感じた。
感染疑惑のある母親が最後に子供を抱きしめることもできず軍医の元に連れてかれるところはグッときた。良い演出だなあ〜と思う。
軍の内部大バトル映画に物凄く精度の高いウイルスパンデミック要素が乗ってるって感じ。
