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ショコラ 君がいて、僕がいるのfunのレビュー・感想・評価

3.5
オマーシーにはやはりニコニコ笑っていてほしいなと思ってしまう。
実話とのことなので栄光と繁栄、そして免れなかった没落(自業自得的なところも多いですが)ということで泣けはしなかったけれど哀愁漂うラストでした。
ふたりの掛け合いやどんどん人気者になっていくところが楽しかっただけにずっとこの時間が続けばよかったのになとしみじみ。
どんどん派手になっていく成り上がりのショコラと対比して一度栄光と没落を体験しているフティトはコツコツ芸を磨き、質素に堅実を貫く。
2人で1人という関係で仲良くやっていたように見えて温度差は超えることのできない壁をどんどん作ってしまった。

エンドロールで実際の2人の映像が流れるけれど、あの差別の時代に賃金格差は確実にあったとしても、フティットはショコラ以上に体を張って頑張っていたように感じました。
少なくとも私の目には対等かそれ以上に大切に思って披露するシナリオを考えていたように。だからこそショコラの方が人気があったのではと。
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