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バースデーカードのTSのレビュー・感想・評価

バースデーカード(2016年製作の映画)
2.9
【アタック25の番宣】68点
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監督:吉田康弘
製作国:日本
ジャンル:ドラマ
収録時間:123分
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もったいない。悪いとは思わないですが思っていたものと大きくかけ離れていました。母親が早くに亡くなって、毎年手紙がくる。ありきたりと言えばありきたいですが、内容によっては大変泣ける題材。しかしながら今作はどこか違う方向に向かってしまいます。その最たるものがアタック25。これが余計だったなあというのが正直な感想です。

鈴木芳恵は若くして不治の病にかかってしまい、夫の宗一郎、娘の紀子、息子の正男を残して先に旅立ってしまう。そんな紀子に芳恵は手紙を残したのだが。。

割と早くに宮崎あおいは退場してしまいます。そこから紀子が成長していくごとに、保管していた手紙を宗一郎は紀子に渡していきます。残念ながら大きな感動はありません。全てが予想の範囲内。そしてクイズ大会に昔から出ていたこともあり、アタック25を目指すというくだりも微妙。後半はただの番宣じゃねえかと思ってしまいました。また、あのタイミングで宗一郎に告白をするのも頂けない。興醒めでありました。涙腺崩壊感動映画と思っていただけに残念です。

親が子を思い、毎年分の手紙を遺しておくのは感動的。もちろん、紀子からすると良い意味でも悪い意味でも芳恵を忘れられない要因となってしまっていますが、最終的に前に進めているので良いとしましょう。暖かく支えている宗一郎や甲子園に燃える弟もよかった。それだけに、後半のくだりが惜しまれます。。
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