さうすぽー

SING/シングのさうすぽーのレビュー・感想・評価

SING/シング(2016年製作の映画)
2.8
自己満足点 57点

(やや短文感想)

多くの人が観ていて、なおかつ人気も高い本作ですが、個人的にあまり思い入れの無い作品。

ミニオン・シリーズのILLUMINATIONアニメで、動物の擬人化世界でショー劇場を舞台に歌唱コンテストを行う内容。

主人公が最高の歌唱ショーを目指すだけに実力派の一般人が歌うだけに言語版も日本語吹き替え版もキャストにそうそうたる歌手が務めており、歌唱シーンは圧巻!

特に吹き替え版ではスキマスイッチの大橋卓弥やMISIAの歌唱が素晴らしいし、トレエン斎藤や人気声優の坂本真綾の歌唱力も素晴らしかったです。

歌唱やダンスシーンもディズニーアニメ張りのクオリティで楽しめました。


ただ、肝心のストーリーはだいぶ問題がある気がします。
主人公があるはずの無い賞金を出して応募者を募るも実際はお金は無いのでほぼ詐欺に近いし、サックス吹いてるネズミのマイクは実力はあるけどかなり傲慢で金に汚いトラブルメーカーなので全然好きになれないです。おまけに劇場は水槽程度の水で倒壊するからリアリティが無いです。

あと、もうぶっちゃけ言いますが...
これ動物である必要あります?

それこそディズニーのズートピアや日本の漫画BEASTARSのように、動物を擬人化して描くことで動物達の格差やヒエラルキーを描くから動物の擬人化に意味を見出だせるけど、「シング」は全く無いです。
単にショー劇場の話なので、普通に人間で描いて良くね?