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SING/シングのyumeayuのレビュー・感想・評価

SING/シング(2016年製作の映画)
3.5
NINJA RE BANG BANG

ようやく字幕版と吹替版を鑑賞。
やっぱり劇場の大きなスクリーンで観るべきだった! というのが、率直な感想。

まず冒頭のオペラのシーン。なんとも壮大なザ・ビートルズ「Golden Slumbers」!
選曲のセンスと大胆なオペラのアレンジにびっくり!

続く、主人公バスター・ムーンが自転車で街を走るオープニングのシークエンスで使われるスペンサー・デイヴィス・グループ「愛しておくれ」。
颯爽とした楽曲とともに登場キャラクターも紹介していく展開で掴みはバッチリでした!

その後も新旧の名曲を織りまぜた様々な楽曲が登場します。
レディ・ガガ「Bad Romance」
ニッキー・ミナージュ「Anaconda」
サム・スミス「Stay With Me」
シンディ・ローパー「True Colors」
レナード・コーエン「Hallelujah」などなど、他にもまだまだたくさん登場します。

だけど、どの楽曲もほんのワンコーラスだけなのが残念すぎる!
「もっと聞かせて!」と非常にモヤモヤします。
このお預け状態が物語後半のライブシーンの興奮と熱狂につながる訳ですが…。

そして物語ラスト20分。
すべてはこのためにあったと言っていいほど、クライマックスのライブシーンはよかった。
字幕版ではゴリラの少年ジョニーのシーンが、吹替版ではゾウの少女ミーナのシーンが気に入りました。

特にジョニーのシーンは演じたのがタロン・エガートン、歌った楽曲がエルトン・ジョンですからね。
「キングスマン:ゴールデン・サークル」を見た直後だったので、すごくテンションが上がった(笑)。

ストーリー自体は単純明快。若干の物足りなさはありますが、子供も見るでしょうから仕方ないですかね。それよりも、音楽の楽しさが存分に味わえたのでそれだけで満足でした。

ただひとつ気になったのは、確か予告編でエミネムやエド・シーランの楽曲が使われてた気がしたんですが、本編では一切流れなかったこと。これもちょっと残念…。
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