東朴幕院

ジオストームの東朴幕院のレビュー・感想・評価

ジオストーム(2017年製作の映画)
3.0
こういう作品は“せめて”映画館で見ないと決め手のディザスターぶりが発揮できず、白けた気分に陥る危険を孕んでいる。特に本作品の様に前提が宇宙ステーションで数百の人工衛星を管理して天候を制御するという結構突拍子もないものであり、そこからストーリーが展開される為、冷静になって見ていられないもの。そこに不死身男 ジェラルド・バトラー主演という事で良くラジー賞採らなかったと思う題材かと。それでもジム・スタージェスのジョン・キューザック感に受けた事は評価出来るし、カジュアルに兄弟愛を描いた所はOKだったかと(笑)。アニー・コーニッシュのSP姿にはそそられるね。
しかし人工衛星で気候を管理・制御する筈が『インディペンデンス・デイ』のホワイトハウスのあれの様にピンポイントに攻撃するものとなってしまい作品の設定が脱線している所に閉口を禁じ得ない。
ま、エンターテイメントとしては楽しく見られたので多少の救いはあったかな。
東朴幕院

東朴幕院