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ザ・コンサルタントの地球へのレビュー・感想・評価

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)
4.0
表の顔は「しがない会計士」、しかし裏の顔は「凄腕の殺し屋」。
この主人公の誕生秘話と、裏の顔を持つ理由が描かれている。
 
主人公が、少年時代に自閉症と診断されたところから話が始まる。
親子の関係、兄弟の関係等々が回想シーンとして挿入されている。
 
主人公の天才的な数学能力と、凄腕の殺し屋としての戦闘能力のどちらも披露される。
そして、その辺りのプロセスがかなり明確に描かれている。
徐々に色々な謎が解けていく、これも楽しみでした。
 
しかしどのように金儲けをしているのかは描かれていない、おそらく裏社会の金融に関するコンサルトで稼いでいるのでしょう。
殺し屋で稼いでいる描写はなかった。
そして多額の報酬を得ているが、その資金の使途も描かれてない。
 
兄弟や家族の物語を縦の糸としたら、裏稼業の実態と目的が横の糸としてそれぞれ交錯しながら話が展開します
  
ラストには成程そうだったのか、伏線がすべて拾われていく過程も楽しめます。
最後の1ピースをはめてパズルが完成します(劇場で確認して下さい)。
また、圧巻のアクションシーンも見応えがあります。
とにかく強すぎるが、スーパーヒーローではありません。
 
ところどころで笑いもあります・・・
 
今回はエピソード1もしくは誕生秘話を描いているので、続編が期待されます(営業成績しだいでしょうか)。
もちろん、ぜひ続編を観たい魅力的なアクション映画でした。
もう少し、ヒロインとの恋愛沙汰があっても良かったのですが・・・。

公開早々に字幕で鑑賞。




 
 
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