ワインとロードムービー、という題材からオシャレなものを想像していたら、やはりそこはアレクサンダー・ペイン、別れた奥さんが忘れられずウジウジするおっさんと、結婚する前に女とやりまくるぞというどうしようもない考えのおっさん2人のグダグダ旅行を悲哀たっぷりに描いた、オシャレさほぼゼロのお話だった。
別の映画のレビューでも書いた気がするけど、この監督は太った人を自分の作品にいつも出してきて、しかも微妙に小馬鹿にしているようなしていないような…みたいなそこはかとない悪意が垣間見えて、そこら辺がすごい好きだなぁ（失礼な話だが）。
一番笑ったのは、財布を盗まれたと勘違いしたおっさんが、素っ裸でチンチンを凄まじい勢いでぶらつかせながら突っ走ってくるシーン。あんなに盛大なブラブラ見たことなかったんで、思わず爆笑してしまった笑
(2015.5)
