電話も水道も整備されていないところで衣食住を二人で
共にする。寝るときはどこから手に入れたかはわからないが、
バスの中で一つのベットの上で一緒に寝るほど
仲の良い夫婦です。
ある時、お爺さんを見つからないので、お婆さんが
山に向かって「おじーさんー」と叫ぶと、山から
お爺さんが返事をする、とても長閑な場所だな～
と思っていたら。後々伏線のように中盤から後半にかけて
このやり取りに涙してしまうのだが、まるで
脚本でもあるかと思うぐらい素晴らしい。
この夫婦の娘夫婦は良くできた人たちで
自分のことに当てはめるととてもじゃないが
真似できない。
吉岡秀隆の暖かなナレーションも良い。
「老後」,「第二の人生」,「介護」など
いろいろ考えさせてくれる作品です。
また、25年間二人の元に通い詰めた
監督やスタッフにも拍手を送りたい作品です。
おススメです。
