狭須があこ

ザ・プレデターの狭須があこのレビュー・感想・評価

ザ・プレデター(2018年製作の映画)
3.6
友達と「クワイエット・プレイス」を見ようと約束してたけど残業で間に合わず、「散り椿」に変更したもののそれも間に合わず、仕方ないのでこれになりました。世知辛いのじゃ~

しかも私、プレデター全く見たことないんですね…
エイリアンと戦ったことある。みたいな知識しかありません。前知識として「ひたすら背骨を抜きたがる」って情報もらいました。
い、いけるのかな。そんなんで。

見終わったので伝えますが、とりあえず、プレデター襲来は「プレデター」「プレデター2」に続き21年ぶり3回目ってことみたいです。つまり、他の作品は正史ではないのかな?
どうやら、まだ続く予定もあるみたいですね。ここから見ても多分、そんなに問題なさそう。

個性豊かなろくでなしの仲間たちも出てきてわりとワクワクしてたんですが、イヤぁ、あいにく全員揃ってモブ顔でした。そこそこがんばってキャラ立ちしてくれてた気がするんですけどね…
そして、眩しくて見づらい寄りまくりのカメラワークのなかで、瞳に焼き付く人死にシーン。うぅ…ん…

わりと笑いどころはスベってた気がします。アイアンマン3が笑える要素が多かったのは、ロバートダウニーJr.のおかげだったのかもな…
だんだん夜になって、そんで夜が白白と明けてくる、時間の経過の描写はなんか丁寧だったので、そこはちょっと好きです。

バトルのあいだにやたら叫んだり、「あの個体を仮に○○と呼ぼう」みたいに敵をネーミングし始めたり、最近のアクションによくある展開を少しずつハズしてるあたりは1980年代から受け継いできたこの映画のスタイルなのかなぁ、とか思いました。
「プレデター・ワン」とか呼んだかと思えば、でも結局最後まで「あの大きいやつ」とか呼んでるのはちょっとおもしろい。

余談ですが、子供の頃プレデターのことを知らなすぎて、「ターミネーターのT-1000みたいに溶けて攻撃を無効化し、エイリアンみたいに卵を産んで増え続け、そして透明になって人間の居場所を熱で把握する、賢いスライムみたいな生き物」とかいうイメージを抱いていたのに、二足歩行して武装する生物だとやっと知った。

妄想が肥大しすぎてて、それに比べたら全然勝ち目ありそうなことに勝手に拍子抜けしていました。私の考えた最強のそれ、どうやって倒したらいいんだ?

まぁでも、どっちが好きか?って言われたら、私は個人的にはエイリアン派です。アーマー着て武器持ってるなんて、人外として邪道だぞーーー
狭須があこ

狭須があこ