試写会にて鑑賞
誰にだって起こりうることだし、基本的にひとりなのだってことを改めて実感。それに逆らわず、流されない凛とした生き方に同世代として共感。
認知度でわけわかんなくなった親は逝去、同志のような関係の25年連れ添ったパートーナーは新しい女を作り、子供たちは親離れして巣立って…、ってみんな去っていく。
更に、仕事の現場や教え子からも時代遅れの烙印を押され…
気付けば完全なお一人様状態…
でも、未来はこれから、どこ噛む、腕噛む、ウエルカム。
『あの夏の子供たち』『EDEN』のミア・ハンセン・ラブ監督がイザベル・ユペールを想定して脚本を書いたという作品だけあって、イザベル・ユペールの魅力が最大限に活かされている。実寸大の50代の大人の女性の魅力というか、時に淋しく、切なく、時に滑稽で、泣きたくなるし、泣くし、でもまっすぐに前を向いて歩いていく、そんな大人に女性にエールを送る作品。
って感じのこれでもかってぐらいイザベル・ユペールの作品なんですが、ユペール以外で注目なのが、大好きな『EDEN』のロマン・コリンカ!教え子役で出演しています。若いんだけど憂いもありいい感じな役者です。他も色々観たいと思わせるわたしの中で注目の俳優です。てか、ブラッドリー・クーパーっぽい?
監督のミア・ハンセン・ラブは元々女優だけあって綺麗です。てか若干36歳と若いのだ!
ベルリン国際映画祭銀熊(監督)賞受賞作
2017.3.15 神楽座