ばーどイヌサンローラン

未来よ こんにちはのばーどイヌサンローランのレビュー・感想・評価

未来よ こんにちは(2016年製作の映画)
2.9
試写会にて鑑賞

誰にだって起こりうることだし、基本的にひとりなのだってことを改めて実感。それに逆らわず、流されない凛とした生き方に同世代として共感。


認知度でわけわかんなくなった親は逝去、同志のような関係の25年連れ添ったパートーナーは新しい女を作り、子供たちは親離れして巣立って…、ってみんな去っていく。


更に、仕事の現場や教え子からも時代遅れの烙印を押され…


気付けば完全なお一人様状態…


でも、未来はこれから、どこ噛む、腕噛む、ウエルカム。



『あの夏の子供たち』『EDEN』のミア・ハンセン・ラブ監督がイザベル・ユペールを想定して脚本を書いたという作品だけあって、イザベル・ユペールの魅力が最大限に活かされている。実寸大の50代の大人の女性の魅力というか、時に淋しく、切なく、時に滑稽で、泣きたくなるし、泣くし、でもまっすぐに前を向いて歩いていく、そんな大人に女性にエールを送る作品。



って感じのこれでもかってぐらいイザベル・ユペールの作品なんですが、ユペール以外で注目なのが、大好きな『EDEN』のロマン・コリンカ!教え子役で出演しています。若いんだけど憂いもありいい感じな役者です。他も色々観たいと思わせるわたしの中で注目の俳優です。てか、ブラッドリー・クーパーっぽい?




監督のミア・ハンセン・ラブは元々女優だけあって綺麗です。てか若干36歳と若いのだ!





ベルリン国際映画祭銀熊(監督)賞受賞作









2017.3.15 神楽座