『僕の兄はクローゼットに生首を隠している──』
すごいセンスのある一文じゃないですか?
この一文から物語が始まっていくんですよ。
面白そうでしょ?
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ううん、めっちゃつまんない!
その上、後味まで最悪でした!!
まず、パッケージに書いてあることの半分は嘘です。世界はこんな映画絶対に賞賛していませんし、全く美しくもないです。
「この監督は完全に病んでいる」
「サイコパス誕生!」
この2文は本当かもしれませんが・・・
一応ね、伝わってはくるんですよ。
無関心な父母に、学校に行かずに働く兄。
親は兄を嫌ってるけど、
兄はいつも弟マーティを気にかけてる。
そんな兄が“クローゼットに生首を隠してた”。
「唯一僕を見てくれたお兄ちゃんが・・・」
そこから「HEADLESS」と「いじめ」「兄弟愛」が
ぐちゃぐちゃに組み合わさっての、
あのラストになったんだとね。
でもね、そんなことはどうでもいいんです。
ただ、こんな映画に子供を使わないで欲しかった。
これはもう、映画がどうとか以前の問題で、そして個人的な意見なんで、批判されるかもしれません。
でも自分は、たとえこの映画が芸術だろうと、文学だろうと、何だろうと「道徳」ってあると思うんです。
あんな年端もいかない子供が、
生首を何度も持たされて。
猿轡までかまされて。
大人がやるならいいと思うんです。
でも、スプラッター・ゴア映画って
子供にさせるもんじゃないと思う。
普段、人様が作ったものは否定しないんですけど、こればっかりは受け入れられませんでした。
もちろん「唯一無二の面白さ」が
この映画にあるのは間違いないです。
ただ、観るなら自己責任で。
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そして、近所のGEOへ。
この作品をサスペンスの棚に入れるの
ほんとやめてください😰笑
借りた自分が悪かったし、サスペンスでも間違いじゃないんだけど、これは騙されるって・・・
2018年5月12日 41本目