わたふぁ

T2 トレインスポッティングのわたふぁのレビュー・感想・評価

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)
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20年ぶり、で、キャスト・監督・脚本ともにオリジナルの顔ぶれ。みんな40〜50代のナイスミドルになり、各々で活躍し続けてきた積み重ねがあっての、待望の続編!それだけで愛おしいったらありゃしない作品です。

1万6000ポンドを持ち逃げしたマーク・レントンは、景気も治安も良くなった地元エディンバラに20年ぶりに帰る。マークに裏切られたままの幼馴染み、シックボーイ、スパッド、ベグビーと再会することとなるが。。

技巧派のダニー・ボイル監督だけど、今回の映像はそれほど“テクニック”“テクニック”していない。“斬新”という感覚が無いに等しいこの時代に、技で魅せることはしない、という感じ。
「同じ画面にいるだけで喜ばしい」人たちの画を余計に料理することはしていない。

防犯カメラから一部を入手したかのようなワンカットを挿入したり、ほんのちょっとだけCGを使ったりと、手間は掛けてるんだけど、「技を技と気づかせません」という姿勢は相変わらず。

スパッドはスパッドのままアホで、
ゲロはゲロのまま汚くて、
草原や山々の風景は何ひとつ変わってなくて、
そして、あの部屋、あの壁紙が
変わらずに、そこにありました!!感無量!!