【ぶちかませインディ・ジョーンズ】
試写会にて。ありがたい。
インディ・ジョーンズ5作目にして最後の冒険。
最後の聖戦までは小学生の時にレンタルビデオで見て、「冒険家」というものに初めて触れ、すごくワクワクしたことを覚えてる。
当時はストーリーとかさっぱりだったけど、それでも分かる面白さが本シリーズにはあるよなぁ。
そして時を経てクリスタルスカルを映画館で観ることができ、
さらにもう1作リアルタイムで観ることができて本当に幸せでした。
まさに、インディ・ジョーンズという男の人生のハイライトであり集大成といった作品。
ハリソン・フォードも来月で81歳。
1作目の失われた聖櫃が1981年なので、人生の半分以上をかけて演じたインディは、
良い意味でちゃんとくたびれてるのが良かった笑
もちろん、アクションは80歳とは思えないダイナミックさがあって、
シリーズ特有のハラハラするアドベンチャー感は失ってなかった。
が、年月を経て心身共に草臥れて人間関係や仕事にも疲弊した姿は、
近年大ヒットしたトップガンとは違った月日の変化を感じさせてくれました。
この、ちゃんとインディも歳を取ってるんだよ、って演出が
むしろインディ・ジョーンズをリアルなものに感じさせてくれた気がする。
往年のキャラクターにインディあるあるとも言えるお決まりの演出の連続にグッときた。
なんというか、昔のアルバム写真を見てる気分に近いノスタルジーがあったな笑
あと作品のテイストがちゃんと昔のままだったのが個人的には良かった。
インディ・ジョーンズのシリーズってある意味頭じゃ理解できないご都合主義な展開があって(褒めてるつもり)
今だと時代錯誤な展開とかもあるんだけど、ちゃんと当時のままの倫理観だったので、
昔インディ・ジョーンズを観ていた感覚に浸ることができた。
「科学じゃ証明できないこともあった」
ってインディ本人も言ってたし、それがちゃんと作品としても守られてるのが素晴らしかった。
といった感じで、この作品を1つの映画として観たらまた違う感想になりそうだけど、
「インディ・ジョーンズを愛する全てのファンへ」というメッセージを自分は受け取り、楽しむことができたかなって思います。
この映画単体で考えた時の感想を言うとしたら、
マッツ・ミケルセン最高って感じ。
インテリヒールをやらせたら今右に出るものはいないかもしれないですね笑
もうこんな豪華な製作陣の作品もそう見れないんだよなぁとしみじみ。
インディ・ジョーンズ、ハリソン・フォード、お疲れ様でした!