中学生でプロ棋士になった主人公の成長の物語
原作(マンガ)未読で鑑賞、とにかく暗すぎるのか悲惨すぎるのか、明るいところが少なかったように思いました。
登場人物には影があり過ぎる、苦悩とか葛藤とかの塊のようなキャラクターが多過ぎたように思えた。
家族を事故で失って独りぼっちになった主人公は、育ての親である将棋の師匠の元でもトラブルをお越し、またまた独りぼっちに戻る。
全てを失った主人公には将棋しかなかった、将棋に打ち込むことで自己のアイデンティティを見つけようとしたのでしょう。
しかし、どんどん周りから離れていく主人公を救った周りの人々との関係が十分に描写されていないように思えました。
もう少し、そこのところを丁寧に描いていただければ、少年の成長が身近に感じられて共感できたように思います。
主人公が将棋に打ち込むほどに、周りが崩壊していくような気がしました、辛い・・・
後編ではどのような決着にたどり着くのか、前編のフラストレーションが解消されることを期待しています。
ところで、登場人物の「名人」のモデルは羽生善治さんでしょうか?
似ているように思いました・・・