そもそも
およそ2時間くらいのパッケージで凝縮するのが映画の醍醐味だと仮定して
なんだか最近はやたらと尺ばかり延びて、その割りに中身がスッカスカで、
ちょっと頑張れば140分くらいにまとめられたんじゃないの？なんて疑う映画もしばしばで…
この作品も…残念ながら同じようなことを感じてしまった。
ただあまりにも前編が素晴らしかったので、その流れのまま後編も展開してくれたら、前編後編と言わず何編でも観たい気分になれたのだが…
それくらい前編が良かったので悔やまれてならない。
前編は緩やかな中にも小気味良いリズムみたいなものがあってとても好みだったのに対し、後編は同じようにゆったりと時間が流れてはいるものの、使われている音楽がハマっていないのか、映像のテンポが不味いのか…全体的にのっぺりとしている。
原作を読んだことがない者としては、とにかく宗谷のミステリアスな人物が果たしてどんな人間なのか、そしてラスト、零は宗谷に勝てるのか、ってところを期待して、そこを拝めるならこのまったりとした展開も我慢我慢…なんて思ってたら何も解決してくれず終わった笑
これが後編をより面白くないと感じさせた最後の一手でもある笑
