来夢

エル ELLEの来夢のレビュー・感想・評価

エル ELLE(2016年製作の映画)
3.9
短編「トリック」からも数年、長編は「ブラックブック」以来10数年ぶりの新作。待ちに待ったポール・ヴァーホーヴェン監督『エル ELLE』

期待し過ぎたなんてことはない。
かなりのハイクオリティな映画です。
俺が好きだからってのもあるけれど、それを抜きにしても高い評価を受けていることに納得できる。
トラウマを抱えた事件の被害者の女性とそれを取り巻く男性たちとの奇妙な関係。
見始めた時と終わった後で主人公に対する感情が大きくかわる。
嫌な女。から始まって、魅力的? 怖い? 優しい? 受け取る人によっても変わりそう。
かなりオススメしたいけれど、付き合いはじめのカップルのデートにはオススメしません。(ヴァーホーヴェンは全部そうだけど)
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