Bitdemonz

エル ELLEのBitdemonzのレビュー・感想・評価

エル ELLE(2016年製作の映画)
3.4
壮絶な復讐劇なのかと思ったら予想もできない着地点。

何があろうと軸のズレない自我を持つ、ということが突き抜けるとモラル的価値観をも超越しうるということなのか。

幼少期の出来事が主人公の行動原理に影響を与えているようにも思えるが、先天的のようにも見えるあたりに、主人公の存在感に得体の知れない底深さを与えてくれていて、一筋ならでは行かない作品に仕上げている。

自立した女性主人公に対し、登場する男連中がどいつもこいつもしょうもない率が高くて何とも言えない気持ちに。
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