仲里依紗、一児の母。『ゼブラーマンーゼブラシティの逆襲』で三池監督と組んだときから、いやらしい描写も「上等」だったが、純情な役と兼任で今でもやっているのは凄い。
そして、菜々緒。ヒロインであるはずの本田翼を押しのけて、悪のヒロインもここまで徹していると、潔い。
虎が出てからも画になるし、鞭さばきもすばらしい。
大親分の姐さん役、鈴木砂羽も艶と貫禄があったし、実は女性キャラがいい映画だった。
三池監督に宮藤官九郎の脚本が合体して、さらにはちゃめちゃになったが、ラストのあまりのバカらしさに、瑣末は許してしまう。
香港もほとんどロケさえないような登場のしかただし。
「面白くなけりゃ、テレビでない」byフジテレビ制作だし。