あざらし

ブレードランナー 2049のあざらしのレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
3.4
「どんな気分だ?
同類を殺すのは。」

レプリカントは人間に代わる労働力としてタイレル社が開発した人造人間です。
しかし、何度も反乱を起こし製造が禁止されタイレル社は倒産しました。

2020年、生態系が崩壊し、企業家ウォレスが台頭し、合成農業によって飢餓を回避しました。

ウォレスは新型レプリカントを開発し、旧型で寿命制限のないネクサス8型の残党は解任の対象として追跡されました。

彼らを追う捜査官の通称は、ブレードランナーと呼ばれます。

とても人気のあるシリーズで、ファンもコアな人たちの多いブレードランナー。
その人気の秘密は、素晴らしい世界観にあると思います。

独特の世界を築いている設定、静寂と激しい情熱のある映像の雰囲気、あたかもそこに存在できるように観客はこの映画に入り込めると感じます。

ライアン・ゴズリングという、世界のトップ映画スターが続編で、かつてのトップスターである前作主演のハリソン・フォードと共演するのも嬉しいです。

近未来というクールな世界で、クールなキャストにクールなキャラクター、クールな映像にクールな音響。

ブレードランナーのコアなファンを理解できる映画です。

「誰かを愛するなら、他人でいた方がいい。」

…ラスト、階段の雪のシーンが本当に本当に本当に美しい。
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