えーこ

ありがとう、トニ・エルドマンのえーこのレビュー・感想・評価

3.4
ある時はドイツ大使、またある時はコンサルティング…、その実体は!?
彼の名はトニ・エルドマン!!
冗談なんだか本気なんだかわかんない親父ギャグに萎える。
根が真面目で根暗そうだから、
ただのヤバイ人にしか見えない。
会社にまで押し掛けるのはないわ~
イネスもイネスでなんでこんな父親を仕事先に連れていっちゃうのか、、

「お前は人間か」
仕事に追われて、時間に追われて、
立ち止まる余裕のない娘に、
彼なりのやり方で生きる意味に気づかせようとする。
時おり見せる父親の顔、
ぼそっと投げかける言葉には愛が溢れてる。

父親と娘のビミョーな距離感、
このへんは世界共通??
エレベーターの待ち時間の気まずさ(笑)

夢の親子共演??
ホイットニーの歌はまさに彼女の気持ちを代弁していて、涙がこぼれた。
歌と一緒に心の声も吐き出して、
どこか解き放たれたような彼女はー
♪ありの~ままの~姿見せるのよ~…
この親にしてこの子ありだね(笑)

毛むくじゃらのクケリは家族の守り神。
いくつになっても、親にとって子供は子供。
いつだって子供のことが心配で、
いつだって子供の幸せを願ってる。

世界で40以上もの賞に輝いたという本作だけど、、
これは文化の違いなのか、笑いの違いなのか、
その変人っぷりに感動よりも困惑(笑)
えーこ

えーこ