タイトルからB級丸出しだが、それが良い。
特撮OBが数多く出演しているので、平成第一期辺りの人は、そういうクイズ半分での視聴もオススメ。
ゴジラシリーズは作品ごとに独立した世界観だったりするが、当作品は機龍シリーズの二作目。
世界観としては、初代ゴジラ(やサンダやらガイラやらラドンやら)が存在した時系列。
前作において、久方ぶりに出現したゴジラと、それに拮抗すべき戦力としてのメカゴジラ(機龍)を描いていた。
この世界観では初代でオキシジェンデストロイヤーによって死亡したゴジラの遺骸をベースに製造されたのがメカゴジラ。
メカゴジラはゴジラとしての本能を失っていないが、人間の兵器として戦う。
そのメカゴジラとの軋轢を汲んだモスラが、メカゴジラの放棄を人類に要求する。
つまり、ゴジラとメカゴジラとモスラは、それぞれに敵対する理由を有するのだ。
ややチープな表現は部分は散見されるが、それも直球表現の結果だし、俺は好き。ボーっと見ながら、単純にアツい展開に興奮し、ポップコーンを食べる手が止まる。そういう映画。
初代モスラのオマージュも多く、個人的には初代ゴジラ・初代モスラ・前作機龍など、割とチェックする作品が多い映画。
シナリオはティーン向けにシェイプされているし、ゴジラ入門編としてもまあまあオススメ。