森羅万象。
今世では "人間"という役を頂いている。
初めゾクっとしたブンミおじさんの妻や息子が、そこに座っている違和感がなくなるように、観客もそこに座っている感覚を覚えれたら醍醐味。
もしかしたら台詞がなくても通じたんじゃないかぐらいの、ものすっっごい行間!(言い過ぎか,,)
誰かの人生を垣間見た時、その役が全うされる瞬間に立ち会った時。昨日までの自分じゃない、普段の生活が魂レベルで変化しちゃう。
生きとし生けるもの、かつて生きてたもの。
人間であるがための煩わしさも、今世のみの役なのであれば儚く尊いものに感じる。
水牛? ナマズ? 虫? 次はどんな役が来るだろう。
映画という垣根を越えた。