第二次世界大戦下、沖縄前田高地戦を舞台にアメリカの衛生兵・デズモンド・ドスの銃を持たない闘いを描いた史実ベースの物語。
ヒーローがバンバン敵を倒す爽快感…のような物ではない。
戦場もご遺体もリアルで残酷。
心から戦争なんてイヤだと思う出来。
ずっと戦場が描かれるわけでは無く、前半はそこに至るまでの彼自身の物語。全体的に宗教のお話でもある。
主演がアンドリュー・ガーフィールドなだけに「沈黙」に続き、またもや「神はいないのか」って…
6月23日 沖縄慰霊の日に合せたような公開日なのに、あまり沖縄戦が舞台だと宣伝されていないようで違和感を持っていたのだけど…
それは正解だと思った。
こっち側はまるで人間とは思えないように描かれているから、見る人が見れば辛いだろう。
戦場シーンが酷くて、必死過ぎて、何度も泣きそうになった。
日本人だったらみんなソレやると思ってるんでしょ…というツッコみ所とか「パトリオット・デイ」に続きまたもや〇〇〇にそれやるの…とか
思う所はあれど、あちら側から描いた大戦は見ておくべきかも。