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ハクソー・リッジのmiyuのレビュー・感想・評価

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
4.2
ワタシはキリスト教ではないが、彼の気持ちは理解出来る。
銃を絶対に持ちたくない彼のあまりにも強くて揺るがない信念〜

戦争というものが、父を歪めてしまい、家族にDVを行なう姿は彼や家族には、大きなココロの傷を残した事と思う…

弟のケンカでの出来事や…
母にDVを働く父に逆上した事や…
そんないろんな事が彼という人間の核を作り、戦地でも銃を持つ事を拒否する。。。

銃を持たずに、衛生兵として、彼は仲間を助ける事に奔走するが、その姿は、銃で闘う仲間を何よりも大事にして、みんなが退去した後も、自分の仕事をコツコツとして、命を助ける事で、戦争に貢献する。。。

それは、決して簡単な事ではない。。。
生半可な信念では、やり遂げられない…
凄い根性だった。。。
敵の陣地に残ることも命がけ!
まだ、負傷兵に命があるか否か…
いのちあらば、ハクソーの切り立った崖から、ロープに結わえて下へおろす…
1人黙々と、彼の作業は続く…
全てが、彼自身も生きるか、死ぬかのギリギリの状態で仲間を助けてるのだ。。。

このスタンスが、アメリカと日本の違いであった様な気がした。。。

ただ、ルース ベネディクトの『菊と刀』的な表現は、使い古された表現…
で、現代の日本人から見たら、勘弁して欲しい。。。
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