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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャーのAのレビュー・感想・評価

3.6
やはり自伝的映画は本人をよく知って鑑賞した方がより面白いのかもしれない😅

でもこの作品一本でもサリンジャーの生き様や苦悩や葛藤が詰められていて、サリンジャーとゆう一人の人間が歩んできた人生を僅かだが知れる作品だと思った。

指の先から言葉が溢れるように書き綴るシーンは心を締め付けられる様にジーンときた。
「孤独の中で言葉が溢れる」とは一見かっこよくも聞こえるが、現実では凄く切ない人間に向けて出来た言葉かもしれない。とこの映画を観て感じてしまった。

それほどこの作品のサリンジャーは自ら孤独を選んでしまうほど傷だらけに見えた。

そんな描写を見続けた後にはもうサリンジャーの作品を読まなければならないと思わさせられる所がこの映画の面白い所だった。
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