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トゥルーノースのAのレビュー・感想・評価

トゥルーノース(2020年製作の映画)
3.9
現在も約12万人が収容されていると言われている北朝鮮強制収容所の内部を鮮烈に描いたアニメーション作品。

毎日、奴隷のような労働を強いられる日々に、与えられるのは死なない最低限の衣食住。
苦痛に耐えかねて死を選べば家族が罰せられるとゆう死をも選ばせない、まさに生き地獄のような世界。
それでも、生きることを忘れなかったヨハンやその家族、友達の生きていこうとする姿は心打たれるものがあった。
「生きるとは何か」とゆう問いが鑑賞中も後もずっと頭の中をグルグルとまわっていた。
それほど、考えさせられる作品だったし、目を背けてはいけない作品だと感じた。

大変信じ難い内容だが、そんな世界が未だに存在し12万人もの人々がそんな環境下で今日も懸命に息をし苦しんでいる。
ショッキングな内容ではあるが
そんな実情をリアリティ溢れるほど鮮烈で力強く且つ繊細に描いており観た人の心に何らかのメッセージを残していく作品だと感じた。
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