孤児のニッキーは 悪さばかりしている子供。
母親から捨てられた彼は 児童福祉施設のポーラによって
里親になるベラとヘクター夫妻の元に預けられる事になる。
湯たんぽのような温かさを持つベラの優しさで
心を開きつつあった彼であったけれども
悲劇が起こり 森へと逃避行してしまう。
後を追ったヘクターは骨折で動けなくなり
留まらざるを得なくなった2人は指名手配となってしまう。
森で出会う人々との交流や
はたまた ニッキーの意味深な発言で性犯罪者と勘違いされるヘクターw
世間でも有名になってしまい
カーチェイスまで繰り広げる。
「テルマ&ルイーズ」のようよ！
ニュージーランドの大自然でのサバイバルで
社会に反抗していたニッキーが 人間は一人では生きられない 共に生きていく事を学び
自分の居場所を見つけるストーリー。
それは ヘクターも同様に。
なんと 日本に纏るものも出てきて
「出前一丁」と「俳句」。
文字が読めなかったヘクターは勉強をして
ラストではニッキーに俳句を披露するの。
今度はヘクターが逃避行するという洒落たエンディングになるとは(笑)
あの鳥を探すという 共通の目的を持ち
魅力的な大自然の中へと またギャング生活を始める2人は
お互いがお互いを必要とする家族へとなっていく。
悪ガキの面影がなくなったニッキーに
ほっこりとさせられる物語でした。
