ずっと映画のタイトルだけ聞き覚えがあって、ダニエル・デイ=ルイスが若い時に出ていた映画だということしか知らず、「ランドレッド」って、どういう意味なんだろうと漠然と思っていた。
どう想像していたわけでもないのだけれども、なんとなく想像していたのとは違う映画だった。ダニエル・デイ=ルイスが、パンクな髪型で、チンピラ的な役だったので、驚いた。
パキスタンからイギリスへ移民してきた一家の青年が主人公。叔父から譲り受けたコインランドリーを昔の友達と経営し始める物語。その友達役が、ダニエル・デイ=ルイス。80年代のイギリスにおける移民問題や失業問題、人種差別や同性愛などを盛り込んだストーリーだった。色んなことを問いかけている映画なのかもしれないけれども、正直、登場人物の誰に対しても共感を持てず、あまり好きな話ではなかった。
ランドレッドっていうのは、日本でいうところのコインランドリーのことだった。イギリス英語で、綴りは、Laundrette。ちなみに、アメリカでは、コインランドリーをlaundromatと呼ぶ。また、ランドリー(laundry)は、クリーニング屋さんのこと。
