主演のイ・ナヨンさんはウォンビンくんと結婚したのですね。知らなかった。

このお話は・・
プロ野球の名投手と呼ばれたチソン（チョン・ジェヨン）は、今は二軍の外野手。
恋人にフラれた挙句、余命三カ月という診断を受け、
行きつけの店で飲めない酒を浴びるほど飲み泥酔。
起きるとそこはホテル。
BARの女性バーテンダーのイヨン（イ・ナヨン）が彼を運んでくれたという・・。
彼女は実は10年来の・・・

これ、イ・ナヨンさんもチョン・ジェヨンさんも演技賞をふたつずつもらった作品です。
確かにそれくらいこのお二人が良かったですよ！

監督/脚本が演劇出身の名監督チャン・ジンさんです。
自身のプロダクション：FILM IT SUDA（フィルムイッスダ）による製作で、「天国からの手紙」（脚本のみ）、「拍手する時に去れ」、「トンマッコルへようこそ」（脚本のみ）、「My Son あふれる想い」など集中的に本を書き上げたタイミングです。

シンプルな骨子、ストレートなオチであっても、チャン・ジンさんのお話は観る眼が暖かいです。

編集は、チャンジン映画のほとんどを担当する　キム・サンボム/キム・ジェボム兄弟です。
こちらも安心安定の出来栄えです。


〈707〉

• #韓国^_^

私の一番好きなラブストーリー。
チャン・ジンのテーストが最も強かった時期の作品でもある。

余命３か月という診察を受け、残りの人生を自暴自棄に過ごしていた男と、彼の前に現れた天使のうような女が繰り広げる初恋ロマンチック・コメディー。
ラストは直角に落ちるフォークのようなオチが待っていた王道物語。

かつては花形投手だったけど、今では２軍の外野手に落ちぶれたトン・チソン（チョン・ジェヨン）。
恋人（オ・スンヒョン）に突然ふられた日に医者（チョン・ギュス）から３か月の命と宣告される。
チソンは行きつけのバーに直行し、意識がなくなるまで飲む。
目が覚めるとバーテンダーのハン・イヨン（イ・ナヨン）がいた。彼女が介抱してくれたのだ。

翌日、ラジオから聞こえてきたメッセージが、まさに昨日の女性ハン・イヨンではないかと思い、バーに行き、イヨンと会う。ここから恋物語が始まる。


銀行強盗事件に巻き込まれたり、空き巣の面倒を見たり、ロマンスとは似つかぬカーアクションがあったりするけど、ちゃんと回収してラストに向かいます。

チョン・ジェヨンは何をやってもチョン・ジェヨンで、イ・ナヨンも愛らしく切ない。
イム・ハリョンも胴上げシーンで物語を結びつけており、とても丁寧に作られた感じがした。

監督が「犬のような日の午後」「ガン＆トークス」「ハイヒールの男」のチャン・ジンということで納得。
彼は優れた脚本を書いていて、名作といえる作品が多い。