黒川

哭声 コクソンの黒川のレビュー・感想・評価

哭声 コクソン(2016年製作の映画)
3.2
邦キチ映子さんで読んで気になっていた一本。難解すぎてわかんねえ…

妙な殺人事件が頻発する韓国の小さな村。そこには少し前から謎の日本人が居ついていた。

韓国版エクソシストとか来るって感じなんですけど、いかんせん向こうの悪霊がどういったものかわからないのと日本のものと違うようで想像がつかなかった。箪笥という韓国ホラーがあるが、あれは古典韓国怪談が元になっていたそうで、あちらもよくわからなかった思い出が蘇ってきたよ。排他的な田舎というわけでもなく、日本人ゆえの差別でもないのでさらによくわからん。
よくわかんないんだけど怒涛の畳み掛けが凄い。何がなんだかわかんないのにさらにかき混ぜてくる。そして訳わかんないまま後味めっちゃ悪く終わった。なんだったの?
でも祈祷師を足止めする虫って多分聖書からの引用だし、よく考えると冒頭も聖書だし、あれもなんか角と爪生えてて西洋の悪魔みあるからそういうことっすよね。やっぱネタバレみないとわかんないや。土着(または昔から信仰されているもの)と余所者というか、対立の構図があるのだが、その対立が互いに侵食しあい、だから何を信じて良いかわからなくなっている。
つまらないことがなくて結構魅せてくるからどう言えばいいのかわかんない。マジで何を観たんだ俺は。

とりあえず國村隼が怖すぎて夢に出そうなレベル。怖すぎやろ。あと子役の子もすごい。向こうの芦田愛菜さんとかなのか?震える舌級の痙攣演技がすごい。
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